マーケティング&リサーチ用語集

【ゆ】  
  有意標本抽出法
  標本調査における標本抽出方法の一つ。無作為標本抽出法とは、いわば対極にある方法。標本抽出の仕方にある主観的要素を意図的に加え、条件を決定する。その条件にかなう標本を抽出する方法。 主観的要素のため、この条件設定が正しければ調査の効果も有効で効果的である。反面仮説が大きく外れ、条件の判断を失敗すると、調査結果を利用して母集団の特性を推定することが出来なくなる。母集団と標本の間に系統的な関連が小さくなり、調査結果によって推定が不可となる。このため有意標本抽出法は、標本から母集団を推定するといういわゆる定量調査としては課題が多い。しかし、特定の傾向のある母集団や、オピニオンリーダーといわれるリーディングユーザー調査の方法としては有効な場合もある。
   
  ユーザー調査⇒消費者調査
   
  郵送法
  質問法の一つ。質問紙を調査対象者に郵送し、回答を記入して返送してもらう方法。この方法の特徴は、個別訪問する調査員がいらないため、調査が比較的簡単に行えること、調査員の主観が入らない事、調査費用が比較的安価なこと、広域に調査もでき、しかも大量に回収できること、調査対象者は、そのときの印象や直感ではなくじっくりと回答できること、などがあげられる。課題としては、質問紙の回収が比較的悪い場合が多い。また、回答が偏る場合や本来の調査対象者でない人が回答するなど、標本調査としては適当でないことなどがあげられる。また、人によっては部分的に回答する場合があり、回答が不完全なものになるなどの点があげられる。この郵送法に比較的近く、質問に対しては完全なもので回答される方法としては、インターネットによる電子メール調査やWebページ調査法がある。
   
【よ】  
要因配置法
  実験法で用いる方法の一つ。要因とはマーケティングリサーチでは独立変数、あるいは説明変数ともいう。具体的には、要因とは、価格、パッケージ、スタイル、機能、性能、デザイン、色などのことで、いわゆる商品やものの属性の事である。これらの要素は、実験期間中に試行または観察される。ある要因の効果は、その要因の水準(一定の数値、データ)反応の変化である。この場合効果とは、主要効果といわれ、あらゆる条件のもとで観察された要因の平均化された結果であり、交互作用とは、他の要因の効果よって生じた影響となる。ある要因の二つの相関を観察し、その影響、効果を測定する方法である。
   
  予測
  一般に予測はある値や信頼性の高いデータによって、将来実現すると考えられる値やデータを決定する事である。マーケティングでは、将来の市場規や需要、消費者の受容性、市場シェア、消費者トレンドなどを予測することを市場予測という。市場予測は様々な要素を基準にして構築されるが、主な基準としては予測期間と予測手法といわれている。
   
  予測手法
  予測を行うための手法全般を指す。予測手法には非常に多くの方法があるが、大きく分類して定量的予測法(時系列予測法と多変量解析手法が主なもの)と定性的予測法がある。時系列予測法の代表的なものとしては、移動平均法、指数平滑法があり、多変量解析手法の代表としては、単純回帰、重回帰、非線型回帰、ロジスティック曲線、ゴンペルツ曲線、単一方程式、同時方程式、分散分析などがある。定性的予測法としては、判断予測法(ブレーンストーミング、投影法を利用した手法など)、デルファイ法、技術環境法がある。
   
  世論調査
  与論調査ともいう。 世論とは、その地域社会や国民が持つ社会的、政治的な利害についての意見あるいは態度の事である。初めて世論調査が行なわれたのは、米国で1924年のアメリカ大統領選挙である。米国では民主主義のための重要な情報と位置付けられている。 世論調査は、主に新聞社や放送局、通信社などのマスメディアが行う事が多い。主なテーマとしてはその時期の政治的テーマに対する人々の知識、理解、意見や態度、考え方を調査される。世論調査の方法では、標本調査が多い。